昨年末、クリスマスソングを良い音で聴こう!というふざけたタイトルでエントリを書きましたが。
ぐりむさんの技術メモ: 【Android】Androiderに捧ぐ少しでも良い音でクリスマスソングを聴くための方法
本人的には割と本気でして、
ちょっとマニアックな設定が多いソフトだけど設定するとスマートフォンでも音は改善出来るんだよー
という、若干マニアックだけど敷居低くしてくれるなら使ってみようかな?という人を増やしたいなーと思っていたりいなかったり。
そんなこんなでここで紹介する設定値も実はあまり根拠がなくて、ぐりむが持っている環境と聞いている音楽(偏りあり)で、ぐりむ好みにするとこんな状態ですよーくらいの内容です。
専用機器にまでお金かけるほどでもないんだけど少しでもお得にできたら、幸せだよね?
とか、専用機器を買うまでの繋ぎとして眠っているスマートフォンを活用してみよう!
と思うみなさまは一緒に読み進めていければと思います。
使用機材はこんな感じです。
ヘッドホン・イヤホン
- UltimateEars TripleFi10
- SHURE SE215
- AKG K450
- TAKSTAR TS-671
プレイヤーはもちろん
ヘッドホンアンプは最近お気に入りの
- 秋月電子通商 74HCU04使用 ヘッドホンアンプキット AKI HPA7404
以上の機材構成でいきます。
なお、これら機材のいくつかは過去の記事で取り上げています。
ぐりむさんの技術メモ: 【音楽】SHURE SE215を買ったよ!
ぐりむさんの技術メモ: 【音楽】74HCU04を使ったアンプキットを作って改造して遊んでみた
GalaxySの基本的なセッティングは
- Voodoo Soundを導入する
- Android版のRockBoxを導入する
- エアプレインモードにする
の順番で進めます。
1.VoodooSound導入
GalaxySの場合、これがあるから利用価値があるわけなのですが。
GalaxySで内蔵しているDigital/Analog変換器をハイパワーでドライブするためのモノです。
ハードウェア的にディザー対応とかアップサンプリングなんかもあるので適宜設定出来ます。
導入方法は、対応のカーネルを焼きこむという方法です。
ここでは解説しません。諸兄皆様のお知恵を拝借する方向でお願いします。
わからない場合やGalaxySじゃない機種で遊ぶ場合は特に気にしなくても良いです。
2.RockboxのAndroid版を導入する
まずは、Rockbox for Androidをデイリービルドで公開してくださっているサイトからRockboxをダウンロードしてインストールします。
Rockbox for Android (http://rasher.dk/rockbox/android/)
日本語環境の場合、文字化けしていてすべての文字が豆腐(□)になっていることがあるので、その場合は過去の記事に書いたブラインドで英語モードにする方法を参考にしてみてください。
ぐりむさんの技術メモ: 【Android】Androiderに捧ぐ少しでも良い音でクリスマスソングを聴くための方法
今回は細かな設定もろもろは省いていきなり本題にはいります。
以下はぐりむが設定している内容のままです。
インスタントに試してみたい方の参考になれば幸いです。
SoundSettings > Stereo Width
左右方向の音の広がりを調整します。
Stereo Width:65%
SoundSettings > Crossfeed
右の音が左耳に聴こえる状態をシミュレートします。
Crossfeed:Custom
DirectGain:-1.5dB
CrossGain:-11.0dB
High-Frequency Attenuation:-11.5dB
High-Frequency Cutoff:1400Hz
SoundSettings > Equalizer
各周波数帯で鳴る音を調整します。
Enable EQ:Yes
Precut:-2.5dB
Advanced EQ Settings:
Low Shelf Filter
Cutoff Frequency:70Hz
Q:0.9
Gain:0.0dB
Peak Filter1
Center Frequency:300Hz
Q:0.5
Gain:-3.5dB
Peak Filter2
Center Frequency:1200Hz
Q:1.0
Gain:1.5dB
Peak Filter3
Center Frequency:7700Hz
Q:2.0
Gain:2.5dB
High Shelf Filter
Cutoff Frequency:150Hz
Q:1.3
Gain:-3.0dB
Sound Settings > Dithering
ディザリングを有効にします。音データの数値上にある段付きを埋めます。
Dithering:Yes
Sound Settings > Compressor
コンプレッサーを設定します。しきい値を超える大きい音は小さくして平滑化します。これの設定がほとんどよくわかっていないので模索中です。ReleaseTimeをもう少し短くしてもいいかも。
Threshold:-6dB
Makeup Gain:Auto
Ratio:10:1
Knee:Soft Knee
Release Time:500ms
3.エアプレインモードにする
最後にエアプレインモードにして電波を発する機能をOffにします。
無音状態で聞いていると通信するたびにチリチリ音が入るのが解ると思います。
これは通信機能をOffにすることで回避することができます。
あわせて、通信しないため電池も少しだけ長持ちするようになるかもしれません。
さて。
駆け足でGalaxyS上でRockboxを使う設定をお伝えしました。
この設定数値は上で説明したとおり、GalaxySでの設定です。
使う機種によって聞こえ方も違ってきますので、そのあたりはみなさんでいろいろ試行錯誤してみてください。
イコライザーやコンプレッサーをはじめとして、データを加工する機能をたくさん利用しています。
純粋に綺麗な音で再生するという設定ではないと思いますが、これはこれで結構楽しく聞ける音になったのではないかな、とぐりむ個人としては思っています。
眠っているスマートフォンやAndroid搭載のプレイヤーがあれば是非試してみてください。
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