2013年1月9日水曜日

【音楽】74HCU04を使ったアンプキットを作って改造して遊んでみた

秋月電子通商で74HCU04というCMOSインバータを使った風変わりなヘッドホンアンプのキットを見つけてしまったのが事の発端。

調べてみるとキットではないが作成例が数年前の記事からあがってるようです。
今回のキットとは若干回路が違うがやってること、目指してることは同じっぽい。ていうか多分このキットはそういうところの情報を元に作られたのではないかという妄想しました。

キットとしては800円という激安の部類なのでパーツのアップグレードをはじめとした改造までしてみようと思います。

ICの名前を間違えてました。

74HC04ではなく74HCU04です。
訂正いたしました。



まずは同梱品で組み上げます。

構成は、
抵抗とコンデンサが数種類、ICソケットに74HC04本体、プリント基板。

信号ラインのカップリングにセラミックが使われている、信号ラインの抵抗がカーボン抵抗等々遊べる余地はたくさん。

組み上がったアンプの駆動は単4電池2本体。それぞれがプラス電源、マイナス電源を担当。

組み上がって取りあえず音だしと感想を。
TF10、SE215、TS-671の3種類で聴いてみました。

  • 妙な分離。特に左右の音離れが良くて不思議な感じ。何このサラウンド感?というのが最初の感想。
  • 音はドンシャリっぽいが、音離れが良いのでダマにならないだけかも。
  • RockboxのCrossfeedの設定が面白いくらい利く。
  • ちょっとザラザラ感がある。抵抗とかセラミックコンデンサかえたらどうにかなるかな。
  • 燃費がいい。電池がアルカリの単4で鳴らしっぱなしにしてて5-6日鳴り続ける。
  • 電池が少ないと音が歪む。バリバリした音になる。
と、キットのまま組んだ割には好評でしばらくこのまま持ち歩いてました。

そう言えば余りのコンデンサで合いそうなのがあるなー、という記憶からじゃあ抵抗も金属皮膜に貼り替えようか、と思い立ち総交換。

ついでに74HCU04というICを亀の子に重ねて多段にすると面白いよという先達の記事があり真似をしてみることに。

ICの亀の子は簡単。足と向きを揃えてそのまま足同士を半田付けするだけ。
熱や静電気に弱いCMOSなので注意。

亀の子化IC
抵抗類は背の高いコンデンサ先に外して貼り替えますが、それでも作業性は悪いので最初から必要な金属皮膜抵抗を集めておいて、それで組み上げてしまうのもアリです。

コンデンサは電源周りに固体コン、フィルムコン、入力カップリングには音響用電解コン、出力カップリングにはメタライズドポリプロピレンコンにしました。銘柄は確実お好みで。

最初に亀の子多段用ICが手には入ったので、部品類はそのままに亀の子だけをやってみました。

電源が足りるのか心配でしたが今の所、通勤で使ってて10日前後鳴らせてるのでほぼ問題ないかと。大丈夫なのでしょう。うん。たぶん。


音はについては、

  • 全体的に濃い。押し出しが強くなった。
  • シングルの時の状態を一回り強くした感じ。
オペアンプの交換も楽しいですがこう言うのも面白いですね。オペアンプと違った音してます。
このIC、秋葉原あたりだと30円/個で手にはいるようです。

1レール(10個くらい?)買って、何個で電源が足りなくなるのかとか、何段まで変化が判るのかとかも試せそうです。
ぐりむ個人としてはもうひとつ多段にしてみたいなーという気持ちはあります。

このIC、6個のインバータが入ってるだけなので左右独立させてそれぞれでIC使うようにしたらもっと面白そうだし、更にそれを亀の子にしたら、、、という妄想まで膨らみました。
調べたらやっぱりさすがに諸先輩。片側8個という実装をされておりました。

最後にコンデンサと抵抗の張替です。
事前に集めておく場合は同梱の説明書か、キットのWebに部品表があるので参照ください。

一度キットを組み立ててしまうと、はんだは全部吸い取り、部品を抜いてゆくというダルい作業が待ちかまえています。

基板上から綺麗にとれたのを確認して貼り替えます。
が、この吸い取りが時間かかるので出来れば最初からアップグレードパーツを買っておいた方が楽です。
入れるケースを募集中
張替た後は最初のザラザラ感も消え、ドンシャリ感が増します。
入力カップリングの種類で音質は変わっていて、友人が同時期に作ったものでは東信工業のUTSJを使っていました。

自分のと比べてすっきりしていて硬めのキラキラした音です。
低音が出ていない訳でもなく膨らみはなく速度感のある感じです。

ちなみにぐりむは、
電源ラインにSEPCとパラで積層フィルムコンデンサ、
音楽信号が通るラインにはニチコンのKT1000uF(ステレオコネクタのそばにある青いの2個)です。

この800円のキット。
気付けば部品代が本体を越えてるといういつもの結末ですが、コストパフォーマンスは高いように思えます。
キットの中に説明書があり、低能率でも駆動できるパターンもあるのでヘッドホンユーザーも安心です。

唯一、問題はケースが発売されてないことです。
これだけキットで実用出来るモノなのにケースが無いのは魅力半減ですね。
そのうち自作ケース用にパネル穴の寸法取って型紙でも作りたいです。

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