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NobleAudioの完全ワイヤレスイヤホンFALCONはフラッグシップを音を持って産まれた?

「NobleAudioがワイヤレスイヤホンを発売する。」 これだけでイヤホンファン、オーオタ諸氏はドキっとしたことでしょう。 超高性能イヤホンメーカーが自社ハイエンドモデルの帯域バランスを元にワイヤレスイヤホンを本気で作ったようです。 このFALCON。結論を言うと過去所有していたワイヤレスイヤホン、ワイヤレスレシーバーを超える最高の出来、どちらが良いという感想にならないほどに 「NobleAudioが作ったNobleAudioのサウンドシグネチャを持ったワイヤレスイヤホン」 でした。 正直、同社初めてのワイヤレス、しかも完全ワイヤレス(英語圏だとTruelyWirelessと言ったりするらしい)こんなにNobleAudioの音になるとは思っていませんでした。 一言で言えば同社のフラッグシップモデル、KHANに非常によく似たバランスに元気さ・明るさを足したような音です。

【Android】Androiderに捧ぐ少しでも良い音でクリスマスソングを聴くための方法

まもなくクリスマスですね。そして今日はクリスマスイブ。

巷では恋人同士仲良く的な感じでキャッチアップされていて、外にいるとキャッキャウフフが嫌が応にも聞こえてきます。

そんなときは一人、気持ちを強く持ってクリスマスソングに浸るのも良いものです。

今回は、機種限定な方法からマニアックな良音再生アプリまでをご紹介。

1.そもそも携帯電話で再生しない。
これには
  • 携帯電話ではないAndroidで音楽を再生する
  • Android経由でオーディオ機器を動作させて再生する
の2つの意味があります。

1.1.Android搭載のメディアプレイヤーで聴く
一つは文字通り携帯電話ではないもの、つまり音楽専用機で再生する方法です。
最近、メディアプレイヤーにもAndroidが搭載されることが増えてきました。

これは皆さん名前くらいはご存知のSony ウォークマンを筆頭に、ヒビノインターナショナル社からR10というAndroid搭載のプレイヤーが出ています。
#その他にもCowon社やCreative社からも出ています。

中国の音楽機器新興メーカーiBasso社が同社プレイヤーDX100をヒビノ社向けにカスタマイズしたローカライズ版です。
デジタル処理部分とヘッドホンアンプのためのアナログ部分が別けられている、DAコンバータが据え置き機器向けの超高性能品を使っているなど、他では類を見ないスペックに仕上がっています。
特徴は、高低音で頭打ちすることなく響く高い透明感と凄まじく濃い音質、ウォークマンが3台くらい重なったデカさと、ウォークマンが3台くらい買えてしまう価格です。

これらは展示されている販売店も有りますので、独りで居るのはイヤだけど独りでクリスマスソングを聴きたいという寂しがり屋さんには良いと思うので参考になればと思います。

アプリも普通に入れられるモノも有りますが、再生中に通信をするような場合、その電波を拾ってしまいノイズが乗ることがあります。注意です。

簡単な対処方法としてはエアプレーンモードにして出る電波をすべて切ってしまうことです。必要な時だけ通信するようにするようにするだけでチリチリしたノイズが消えることがあります。


1.2.USBサウンドカードに接続して聴く
もう一つは携帯電話からデータを転送して別のサウンドカードから再生する方法です。
これは現在、利用できる機種が限られている方法です。
その該当する機種をお持ちの方は是非お試しください。

ぐりむが確認したところではGalaxyS3で確認されています。
先日、こちらで少しばかり記事にしました。
一説にはGalaxyNote2も出来るらしい、Nexus7でも少し弄れば出来る等情報が有りますが私自身が確認した訳ではないのであくまでも噂ということで。

オーディオファン、取り分けPCオーディオと呼ばれる分野ではUSBで接続するタイプのサウンドカードが人気で、中にはバスパワーで動作する小型でも高音質なモノがあったりします。
このUSB接続タイプのサウンドカードを携帯電話にホストケーブル+USBケーブルでこれらに接続して再生することが出来るんです。
携帯電話(GalaxyS3)

ホストケーブル(OTGケーブル)

USBケーブル

USBサウンドカード

イヤホン(ヘッドホン)
と、こんな感じです。

音質は再生するサウンドカードに依存しますが、当然音を鳴らすために設計されたハードウェアです。
中には「あれ?」なのも有りますが、小さなモノでもとても厚みのある音を鳴らすものも多いですし、携帯電話付属の低電圧汎用品に比べて周辺回路もしっかり作られていることも音を良くする要因でしょう。


2.高機能なプレイヤーを使ってみる。
ようやく2つめです。
Androidで動作する音楽プレイヤーは幾つも存在しますね。
古株で有名なのはPowerAMPやWinamp辺りでしょうか。
ここでは少しマニアックな方をご紹介します。

2.1.NeutronMusicPlayer
一つ目はNeutronMusicPlayer(タグ類のみ一部日本語対応)です。
(フリーのお試し版としてNeutronMusicPlayer(EVAL)があります。)

このソフトは有料ソフトですが、それに見合うだけの高機能さとマニアックさを兼ね備えております。
中でも
  • 多種に及ぶフォーマットの対応
  • 32/64bitレンダリング
  • ディザー
  • サラウンド/クロスフィードDSP
  • 4バンド パラメトリックイコライザ
と名前からしてマニアックな雰囲気を存分に発揮しています。
中にはハイスピードなCPU onlyという注意書きがある設定もあります。
いいですね。性能にものを言わせたソフトウェアって。男らしさすら感じます。
(作者の性別は知りませんが)

ぐりむは主にGalaxyNexusで使用しています。

無論ハイスピードCPU onlyな設定であるディザーや高精度レンダリングも有効です。
そのほか、クロスフィードという機能を設定しています。

これは左右それぞれで鳴っている音の一部をほんの少しずつ反対側に出力することで聴覚上の広さや奥行きを作り出すものです。
元々スピーカーやライブで音楽を聴いたときに右耳は右側の音は聞こえやすいですが左側の音も聞こえていて、その逆も然りです。
これを擬似的に再現する機能がクロスフィードと言います。

これでなにが変わるのか。

よくイヤホンやヘッドホンで音楽を聴いたとき、頭の真ん中あたりで固まって鳴っているような感じがしたことないですか?これを脳内定位と呼びますが、この機能はそれを軽減してくれます。

このNeutronMPの設定では単にオンオフだけではなく、どれくらい間での高さの音をどれくらいの量で出力するかを選びます。
使っているイヤホンや機種によっても違いますので、聞きながらプリセット3つのうち、不自然さがないものを選び、そこから数字を上下して調整していくように作業します。

設定項目は、カットする周波数と片側に振り分ける音量です。(だと思います。思います。。。)
カットする周波数を高い周波数まで持って行き過ぎると、センターで聞こえるはずのドラム類が左右にブレたり、妙な音場を作ります。実際に聞きながら試してみると良いと思います。

イコライザはパラメトリックイコライザといって通常のグラフィックイコライザではなく、文字通りパラメタを渡していく方法のものです。
変化させる周波数帯、変化させる幅、変化する量をそれぞれ低音、中音1、中音2、高音の範囲で設定します。ぐりむは一時期この設定で大ハマりしました。

今は多少メリハリが付く程度か、この機能を使わないか気分で切り替えてます。
最近は使わないことの方が多いです。preamp(イコライザを通す前に全体の音量を調整する機能)を通して全体のゲインを下げてからじゃないと歪みが多く割れたような聞こえ方がするためです。

2.2.Rockbox
次にRockboxを紹介します。
これはオープンソースで開発されてるオーディオプレイヤーで世界各国のオーディオ好きなエンジニア達によって作られました。元々普通のデジタルオーディオプレイヤーのアフターファームウェアとして開発されていたもので、iPod用が有名なようです。

そんなマニアックなエンジニア達がAndroidという恰好の獲物を捕り逃すはずもなく、当然のように移植が始まりました。

このRockbox、開発段階のためかGoogle play storeには登録されていません。
最新のソフトウェアの入手法方はセルフビルドか、ナイトリービルドを提供してくれてるポーターさんの所からの2択です。国内でも解像度を合わせたアプリを配信されてる所はありますが更新頻度は高くはないようです。

このRockbox、難点がいくつかあります。
日本語を表示するためには日本語のフォントを作らなければなりません。
フォントのコンバータは公式で配布されています。
それでも確実完璧に日本語対応と言うわけではないので英語アレルギーの人は心が折れそうになるかも知れません。


ナイトリービルドはこちら

今回はナイトリービルドを使う方向で話を進めます。

ダウンロードするときは対象の解像度に注意してください。
ぐりむは初代GalaxySをメディアプレイヤー替わりに使っているので、480x800を選択します。

このGalaxySはVoodooSound対応のカーネルに書き換え、VoodooControlerでVoodooSoundを制御して、Rockboxをインストールしています。
常にエアプレーンモードで音楽再生に特化した状態です。

Rockbox自体は普通のアプリケーションなのでどの機種でも「おそらく」使うことができますが、一部不安定だという話も聞きます。リリース前のベータリリースなのでご愛嬌ということで。

このRockboxは起動するといきなり文字化けしてることがあります。
その時は次の手順で一旦英語化してください。
Rockboxをブラインド状態で英語化する方法は、
  1. 上から4番目をタップ(Setting)
  2. 上から3番目をタップ(GeneralSetting)
  3. 一番したまでスクロールして、下から3番目(Language)
  4. スクロールしていくと1画面分くらい下にEnglishがあるので選択
です。

このRockbox、なにも設定しないで音楽をいきなり聴いてみても違いがわかるであろう程の音をならしてくれます。音の立体感を感じると思います。同じ機種をつかっているのに不思議です。
一度何も設定せずに聴いてみると良いかもしれません。

ですがせっかくのマニアックな設定項目。是非とも弄ってみましょう。

ぐりむは、
  • クロスフィード
  • ディザー
  • イコライザ(最近は専らOff)
の機能を有効にしています。

またもや出てきましたクロスフィード。
イヤホン、ヘッドホンでの命題なのですかね。

Rockboxはこの設定だけをとっても先のNeutronMediaPlayerを上回る項目数です。
HighCutとかあまり普通には聴かないワードが飛びかかってくるので気持ちを強くもってください。
落ち着いてググればなんてことはありません。

とはいえ、いきなりはハードルが高いと思うので、ぐりむの設定を晒してみようと思います。
以下はCrossfeedの設定です。
  • Crossfeed:Custom
  • DirectGain:-1.0db
  • CrossGain:-9.0db
  • High-FrequencyAttenuation:-11.0db
  • High-FrequencyCutoff:900Hz
いろいろやってみていますが、今のところこの数字がそんなに変な感じなく聞けてる状態です。
いやいや、この数字で試してみてよ!というかたがいらっしゃいましたら是非教えてください。
#ちなみにクロスフィードとクロスフェードは違う言葉なので注意!

その他にもこのRockboxも先述のNeutronMediaPlayerに負けずとも劣らず、むしろそれ以上の設定項目があり、音質を左右する設定はSettingのSoundSettingに集められています。
抜粋すると、
  • 単純に低音を持ちあげたい場合のBass
  • 単純に高音を持ちあげたい場合のTreble
  • 左右の聞こえ方に差がある場合のBalance
  • 左右に広がりを持たせるStereoWidth
  • 脳内定位を調整するCrossfeed
  • おなじみの調整方法Equalizer(詳細はパラメトリックEQ、簡易設定でグラフィックEQが使えます)
  • デコード時に生まれる誤差を平らに均するDithering
と定番からマニアックなものまで多種多様にありますね。
ひと通り弄って遊び終わるまでそれなりの時間がかかると思いますがいろいろ試してみて、心地良く聴けるポイントを探してみましょう!
そして、一人寂しく高音質でクリスマスソングを聴き、そして、歌いましょう!


最後はオマケというか、Androidとは全く関係ないお話ですが。
3.ポータブルヘッドホンアンプを接続する。
4.良いイヤホン(ヘッドホン)で聴く。
まあ、この辺は携帯電話じゃなくても言えることでは有るので言及はしません。

個人的にお薦めしたいイヤホンはSHURE社 SE215です。
ぐりむも所有していて、こちらにも感想を書いてるのでご覧ください。
【音楽】SHURE SE215を買ったよ!

価格は8000円と少し高めですが、ケーブルが断線しても交換できる上位モデルのような事もできます。

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