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NobleAudioの完全ワイヤレスイヤホンFALCONはフラッグシップを音を持って産まれた?

「NobleAudioがワイヤレスイヤホンを発売する。」 これだけでイヤホンファン、オーオタ諸氏はドキっとしたことでしょう。 超高性能イヤホンメーカーが自社ハイエンドモデルの帯域バランスを元にワイヤレスイヤホンを本気で作ったようです。 このFALCON。結論を言うと過去所有していたワイヤレスイヤホン、ワイヤレスレシーバーを超える最高の出来、どちらが良いという感想にならないほどに 「NobleAudioが作ったNobleAudioのサウンドシグネチャを持ったワイヤレスイヤホン」 でした。 正直、同社初めてのワイヤレス、しかも完全ワイヤレス(英語圏だとTruelyWirelessと言ったりするらしい)こんなにNobleAudioの音になるとは思っていませんでした。 一言で言えば同社のフラッグシップモデル、KHANに非常によく似たバランスに元気さ・明るさを足したような音です。

【音楽】【恒例行事】季節の変わり目なのでONKYO ES-HF300を買いました【またやらかした】

さすがに寒くなりましたね。
みなさん防寒具の準備は万端でしょうか。

あまりにも寒いのでイヤーマフを探しに出かけたのですが気付いたら ONKYO製ヘッドホン ES-HF300 を買ってました。

ONKYO ES-HF300 オーバーヘッドヘッドホン

ホントね、何を言っているのかよくわからない。

なんかちょっと前には「暑くなったのでイヤホン欲しい」みたいな話を、割と最近した記憶がありますが。

【音楽】イヤホン Audio-Technica ATH-IM70 を借りました
【音楽】そんなに高くないイヤホン radius Ne HP-NEF21 を勢いで買いました
【音楽】TTPOD T1 という怪しげなイヤホンを聴いてきた

多分、同じような事をまた来年もやる事でしょう。
ホントね、何を言っているのかよくわからない。

とはいえ、最近お気に入りなヘッドホンなので是非ご紹介。

冬場は暖かいのでヘッドホン、オススメ!


紹介と全体的な感想


デュアルチャンバー(2室構造)で構成されていて中間に空洞を設けることで箱なりを抑えているようです。

ドライバ後方で発生する低音はスピーカーのバスレフ型のように全面に持ってきている構造で、特徴的な低域はこの辺りの恩恵のようです。



全体的な感想としては
  • 見た目より軽い
  • MMCX怖いけど今のところ平気そう
  • 音はクリアなフルレンジスピーカー1発にサブウーファーをつけた感じ
  • 音は前に少し遠く広くはない
  • 音のバラけ方は良いと思う
  • 線が細い
  • パフォーマンスだけならオススメだけど癖はある
  • 遮音性はそんなに良くない
  • 音漏れは多くないがある

項目 説明
形式 密閉ダイナミック
再生周波数帯域 10Hz 〜 27kHz
インピーダンス 32Ω
出力音圧レベル 97dB/W
最大許容入力 1,000mW
本体重量 240g(ケーブル含まず)
ケーブル 1.2m(L字) OFC 6N

聴いた感じ

全体的な傾向

低域に特徴のある低域と高域が出るいわゆるドンシャリです。
密閉型ですが自然な高域、全体より手前に聴こえる低域の相対的なおかげか、前方向に立体感があります。
広さとしてみた場合はそんなに広い感じはしません。

中域があっさりしていて全体的に線の細い音ですが低域に邪魔されず聴こえてきて音離れもよく明るい音と思います。

低域が手前に回り込んで来ている感じから曇った感想を持つ人もいるかもしれません。
その場合は重い音という評価になりそうです。

高域

聴き疲れする様な鋭さはなく自然に立ち上がって自然に響きます。
反面伸びは今一歩です。突き抜けるようには出ていません。

刺さるような痛さを感じないので疲れないです。が、低域の動きが大きいのでそっちで疲れる人はいるかもしれません。
伸び切らない感じはしますがバッサリと落ちて詰まるような頭打ち感や癖もなく、自然な出方だと思います。

中域

少し凹んでいて若干淡々とした感じがします。高域に近いところで谷がありそうな凹み方です。
低域に負けず出ていて、それでも全体的に音がクリアなのは凄い調整力です。

全体的に厚みが薄い淡泊な鳴り方なのはこの辺りに厚みが無いからと言えそうですが、カンカンした鳴りも少ないので全体的に音の大きい音楽でも団子感なく聴けます。

この辺りにおかしな癖が無いのでブラス系の音もストリング系の音も綺麗に響いて聴こえます。

低域

いわゆる重低音から出ますがボワつくブーミーさはないです。
動く空気の量が多く、引き締まった低域とまではいえなさそうですが、このヘッドホンの特徴と言える音です。

ダイナミックドライバー1発のヘッドホンですが、フルレンジスピーカーにサブウーファーを付けたような、別な何かが低域を出してるような感じがします。
 初めて聴いた時は多少驚きますが、量感の割に変な分厚さがないのでバスドラムがキレよく鳴るなーと思ってました。

全体より手前側で鳴る感じはしますがボワ付きは無いので他を邪魔するほどではないです。
この低域と他のバランスに感じる違和感より不思議な立体感を気に入るならば買い!です。

装着感・使用感

基本的に自分だと耳乗せタイプな装着です。 耳が側頭部とサンドイッチなので人によっては耳の縁が痛いかもしれません。
ベストポジションを見つけると 3 〜 4 時間くらいなら平気な感じです。
小柄な耳なら覆ってしまう人もいるかも。

イヤーパッドはレザー、密閉型という事もあり保温効果は抜群です。
そこが狙いなので大丈夫です。

大きさの割に軽めで頭頂部へのダメージは少ないでしょう。
諸兄は安心してください。

 髪型がぺたんこになる程度には重みもバンドの幅もあります。

遮音性はそんなに良くなく外の音をそれなりに通します。
音漏れもそれなりにあるので外の音をシャットアウトするレベルまで音量を上げてしまうと盛大に音漏れします。

ケーブルは左右独立で着脱式です。


断線時も安心ですが、コネクタがCリングのスナップ式なMMCXなのと下に垂らしている感じなので耐久性的に不安です。

とは言え、今時点で特に問題は起きていないですし、使えているという事は先代使用者も問題はなかったみたいです。

見たところ本体側の作りはしっかりしてそうですが。

若干左のコネクタが右に比べてゆるいですが、右のコネクタで試したらケーブル側のCリングが緩んでるだけみたいです。
暇見つけて広げれば良いかと。

雑感

状態が良かったこともありますが、このヘッドホンが1万円を切って買えるならお得な感じです。
時価も熟れてきていてゼンハイザーのHD25-IIとかに比べて割安感はあります。

ヘビーメタルを聴いていてもバスドラムやベースラインの団子感がなく心地よい疾走感があります。
ジャズでもリズム隊の響きに心地よさを感じます。
トランペットのハイトーンは伸びこそ薄いですが響きが自然なのでこれも心地よいです。



オンイヤーモデルだけあってポータブル用というイメージです。
何故かスマートフォンというかiPhone直挿しだと音がポンポンしててイマイチな鳴り方なので気難しいですが。

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