Beats by Dr.Dre。
ヘッドホンではおそらく
bのデザインで見たことがある方はいるでしょう。
デザインもよく人気のヘッドホンです。
その
Beatsが持っている技術がソフトウェア的に生かされるのであれば、これは素晴らしいドライバなのじゃないか?
そんなソフトウェアがあるという情報を知りました。
多分超ドンシャリで楽しく聴かせてくれるに違いない!
ということで早速インストールしてみました。
インストール方法や感想は続きからどうぞ!
で、お約束ごととしては、
- 本記事を元に導入した場合であっても発生したすべての事象に対してぐりむは責任を負いません。
- 作業する方の責任で実施してください。万が一故障した場合でも各自で復旧させられる方法を確認し、それで復旧できることを確認しておいてください。
- 基本的には質問等受け付けません。不明なことがある場合はインストール時に表示される作者の連絡先へ直接お問い合わせください。
本記事に書かれていることは機種によっては故障したり、希望通りの動作をしないことがあります。
失敗したり相性問題で壊れた場合、起動しなくなることが予想されます。
そうなった場合は確実に修理が必要です。
自己で責任が取れる範囲で楽しんでください。
あと、途中まで読んで実施せずひと通り目を通してもらえると助かります。
このアプリがどんなことをするのか、どういうものなのか理解してから実施されることを期待します。
さて。
このBeatsですが、HTC社が買収し、HTC One(日本ではHTC J)としてスマートフォンが発売されました。
この時、付属のイヤホンで
beatsのイヤホンが付いてくるという情報を聞きつけたぐりむも、
イヤホンのためだけにHTC Jを買おうかと迷ったくらい、気になっていた機種の一つでした。
先日何気なく調べたところ、このHTC Oneの公開されたカーネルをベースに他機種向けへ設定を調整しビルドしたbeats audioのドライバが存在するらしい、ということを過去のxdaで発見しました。
詳細を調べれば調べるほど、聴く内容は
ハイクォリティだ、ということばかり。
おうおう、そこまで言うならうちのGalaxySに入れてみて音を試してみようよと。
話はそれだからだと。
という経緯。
導入は至ってかんたんです。
ただし、
- Rooted端末であること
- 元に戻す場合は基本的にバックアップROMの再インストールが必要
が条件です。
FullWipeでも元に戻るようですが、ぐりむは試していません。
また、一部でオリジナルのDSPManagerが動作しないという報告もあるようです。
ぐりむの場合、純正のプレイヤーを使うことが余り無く、外では殆どRockboxしか使っていないので状況的には問題になりませんが、純正のプレイヤーを使われる方は注意が必要です。
さて、長い前置きは置いておくとして、導入です。
- Google Play MarketからBeats Audio Installerをダウンロードしてインストールします。
- 実行してNext、Next、Next....と進んでいきます。
- 終わると再起動されます。
- 完了。
以上海産。
手順はこれだけなのですが、やっていることは結構コアな部分を書き換えたりファイルを追加しています。
例えば、/etcに各種設定ファイルを置いていたり、/systemに.soな動的リンクライブラリを追加してたり。
直接ハードウェアに関係する機能はVoodooSoundをつかえることから多分生きていて、DSPManagerの代わりとして動いてるような気がします。
オリジナルのDSPManagerを書き換えてBeatsのライブラリを参照させるようにしているのかなーと。決して中身覗いてとかそんなことは決して。
ええ決して。
つまり、このアプリがインストールする機能はDSPをBeatsAudioのものに置き換えていて、再生している音に対して処理をしているということでしょう。
実際の再生音としては、DAコンバータチップやデコーダやプレイヤーの個性にも大きく左右されると思いますが、Beatsが掲げる音(がどんなものかは知りませんがw)に近づけるような調整がされるているようです。
聞いた感じの感想ですが、
- バスドラムの響く感じが頭を揺らされる(ちょっと大げさ)ように響く。
- 低音と高音が持ち上げられていていわゆるドンシャリに聞こえる。
- 中低あたりの響くような籠りが薄れたことで全体的に明瞭で綺麗っぽく聞こえる。
- 奥行き感が出る。
- シンバル、ハイハットが曲によってはシャリシャリしたり若干ノイジーに聞こえる。
- 高音が強いせいかシンバル、ハイハットが若干前にいるのが気になる。
- 籠り感や共鳴音が薄れている反面、クラシックなどのおとなしめな曲を聞くと色気がない。
と、こんな印象です。
実際に使ってみて面白かったのは、圧縮音楽、特に元々録音自体がそんなに悪くないのに低ビットレートで作ってしまったMP3あたりが普通に聞けてしまう、ということでしょうか。
クラシックあたりだと厚みはないと書きましたが、コントラバスの「ぼん!」っていう響きや、ブラスの突き抜けは良いので迫力はあります。しっとりした色気は薄れる感じはしますが、メリハリがあるので明瞭な感じに聞こえます。
元気の良い曲、RockやPopは元気よく聞けてるので、ぐりむは案外こういう鳴り方はキライでは無いです。
もちろん大好きなHeavyMetalも楽しく聞けます。
いやむしろHeavyMetalでこそ、この性能が生かされているのではないかと思います。
2バスのドコドコドコドコでの沈み具合や、ベースとギターが並走してる感、妙に定位のはっきりするライドシンバルやハーフオープンなハイハット、中央から飛んでくるスネア、一歩引いたところから聞こえるハイトーンVo。
もしもぐりむと同じようなジャンルが好きな方でしたら、携帯電話が音楽プレイヤーとして頑張っている健気な姿に少なからず感動していただける音ではないかなーと思います。
最近の持ち出し環境
- GalaxySとRockbox(過去の記事があります)
- 秋月74HCU04ヘッドホンアンプキットの改造品(過去の記事があります)
- AKG K450(コットン封入改造済み)
- 単線銅LANケーブル(Cat.5)の3.5mm to 3.5mmショートケーブル
で通勤中は困らない程度の音楽を鳴らしてくれます。
危険なエリアを書き換えるという一歩間違えれば故障間違い無し!な方法ですが、技術をお持ちで、もう少しいい音で音楽を楽しんでみたい方には方法の一つとして情報を提供できれば幸いです。
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