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NobleAudioの完全ワイヤレスイヤホンFALCONはフラッグシップを音を持って産まれた?

「NobleAudioがワイヤレスイヤホンを発売する。」 これだけでイヤホンファン、オーオタ諸氏はドキっとしたことでしょう。 超高性能イヤホンメーカーが自社ハイエンドモデルの帯域バランスを元にワイヤレスイヤホンを本気で作ったようです。 このFALCON。結論を言うと過去所有していたワイヤレスイヤホン、ワイヤレスレシーバーを超える最高の出来、どちらが良いという感想にならないほどに 「NobleAudioが作ったNobleAudioのサウンドシグネチャを持ったワイヤレスイヤホン」 でした。 正直、同社初めてのワイヤレス、しかも完全ワイヤレス(英語圏だとTruelyWirelessと言ったりするらしい)こんなにNobleAudioの音になるとは思っていませんでした。 一言で言えば同社のフラッグシップモデル、KHANに非常によく似たバランスに元気さ・明るさを足したような音です。

【音楽】Takstar Pro80改造記録2 本体にMiniXLR(MiniCanon)を埋め込んでみたよ【緊急事態】

先日入手したTakstarPro80を改造しました。

今回は、その中でも最も難産だった本体側の改造についてレポートをお送りします。

続きはこちらから。



結論

失敗。

状況

ハウジング内の計測ミスで、本体側コネクタ(パネル取り付け用)の取り付けナットが各所に干渉する。
発生する不具合は2件。


  1. ナットがハウジングに当たって完全に締め切れないため、グラつくことはないがしっかり密閉出来てない。
  2. ナットがドライバーホルダーに干渉するためドライバーホルターが浮いてしまう。


対応


  1. 締められるところまで締めてグラつかない事は確認して一旦組み上げ。ケーブルの着脱に問題はないが隙間が出来てしまい左右でバランスが変わった。
  2. ドライバーホルダーの一部干渉部分を切除。音圧調整用フィルターの処理を失敗してしまい貫通。音の特性がハイ寄りに変わった。左右で音圧バランスが大きく変わってしまったため無傷の右ドライバーホルダーも切除し一時対処。


今後の予定


  1. ホットボンド、パテ等でコーティングし隙間を埋める。
  2. 代替になる和紙または耐水性テープで塞ぐ。
  3. もう1つ同じヘッドホンを買ってケーブルの交換だけに留める。


詳細

そんなわけでFailedな記事でスタートしました今回の報告記事。

誰かが同じ轍を踏まないことを切に祈るばかりです。

さて、ここからはいつものペースで。

前回はケーブルを作りました。これは成功しています。

今回は本体側の加工を伴う後に引けない作業です。

まさか失敗記録を見て真似する人は居ないと思いますが、くれぐれも自己責任でお願いします。

当然分解した時点で保証は消えます。

興味のある方は予備を用意して挑戦してください。

手順は

  1. イヤーパッドを外す
  2. ドライバーホルダーをハウジングから外す
  3. 純正ケーブルを抜く
  4. ハウジングの穴を拡大する
  5. コネクタを固定する
  6. ドライバーからコネクタへ配線する
  7. ドライバーホルダーをハウジングに取り付ける
  8. イヤーパッドを取り付ける

です。

イヤーパッドは外周を外側に伸ばしながら引っ張るとはずれます。

ドライバーホルダーはハウジングに4本のネジで止められていて、これらを外すと分離出来ます。

純正ケーブルは引っ張り防止の結び目とケーブルのガイドを外すと動くようにはなりますが、ドライバーに半田付けされているためドライバーからケーブルを外すか途中から切断する必要があります。

今回、ドライバー側に熱は入れたくないことと純正ケーブル部分をそのままコネクタに配線することで手間を減らそうと思いました。

が、これが一つ目の失敗でした。

純正ケーブルはリッツ線で出来ていて絶縁コーティングされています。

このコーティングをはがさない限り通電しないため音が鳴りません。

熱を加え続けるとコーティングが剥がれるという話は聴いていたので試しましたが、ケーブルの被覆が熱に弱くヘロヘロになるため苦労しました。

もしも実践するならば、しっかりハウジングからケーブルを取り外す事をお勧めします。

ハウジングのケーブル穴をテーパーリーマーで拡大します。

ハウジング自体は樹脂なのでそんなに力を入れなくても削れます。
きれいな円になるよう力まず少しずつ削りましょう

コネクタの固定は先に済ませます。

配線を先にしてしまうと取り付け穴に配線を通し忘れる等々の単純ミスが偶にあります。

必ず仮組した上で配線してください。

この時点で最初の失敗、ナットがハウジングに干渉して締まらないという事態を把握します。

ドライバーからコネクタへの配線をします。
ピン配置は

  1. L ch
  2. GND
  3. R ch

で先のケーブルと同じです。

ケーブル側のコネクタと向きが違うので各ピン番号を確認しながら進めてください。

ここで確認ミスから一度左とGNDを間違えるという事故がありました。

原因は
右につながる配線の色と同じ色の赤が右だろう、で無色がGNDだからこの青が左だろう。
という勝手な解釈で組み上げてしまった事です。

テスターでLRG共に確認したのですが、まさか純正ケーブルの右に当たる赤ケーブルが、内部ケーブルではGNDに使われているとは、、、

色で認識してしまったという悔しい思い込みミスです。

配線が終わったらドライバーホルダーをハウジングに戻します。

が、ここで最大の失敗が発覚します。

仮組の時点でハウジングに干渉してボルトが閉まらないのは発覚していました。
が、グラつかない事も解ってたので
後でホットボンドだな!
というノリで進めていた訳ですが、ドライバーホルダーにも干渉するだろうという事がアタマには既にありませんでした。

今思えばハウジングに干渉してた時点で軽くテンパってたのでしょう。

結果的に退くに退けない状態まで進めてしまったため、ホルダー側の干渉部分を切除というさらに血迷った選択をします。

忌まわしき過去を振り払いつつ、組み付けたハウジング
とドライバーにイヤーパッドを被せて作業は完了です。

後日談

配線事故を発見し、直して音を聴くとやはり右と左で音圧が違うということから右側も切除するという暴挙に出たわけですが、後学のためのテキスト代だと思って未来を切り開くつもりで切り開きました。

反省はしますが後悔もしています。

改造は計画的に。。。

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