技術メモどころかこのアンプの話題しか出てこない状態になり久しい状態ですが。
今回も例によって4000円アンプ、Longxi Q1の話題を。
先日友人からLongxiで新しいアンプがあるという話を聞いていました。
なんでも、交換するオペアンプの部分になんか不思議な基板が載っているLongxi Q2Sというモデルがあり、しかも、Q1をこのQ2S仕様にする基板だけを購入できると。
早速、その基盤を入手し、載せてみたのでそのレポートを。
元々、Q1はセンター付近に1チップ2回路のオペアンプを載せることで音を増幅するように作られています。
そのオペアンプ部分はソケットになっていてチップを交換することで変化を楽しむことが出来ました。
詳しくはここにレポートしていますのでご覧ください。
今回、友人から聞いたのは
- このQ1というアンプにQ2Sというモデルがある。
- オペアンプの部分が基盤になっていて2個のオペアンプが載っている。
- この基板部分だけが売っていて、Q1に載せることでQ2Sと同じ仕様になる。
ということ。
早速、この基板を友人が取り寄せていたので2枚ほど譲っていただいて、オペアンプを実装してみました。
これがそのQ2S化基板です。
うん。基板ですね。
この基板に2個のオペアンプを載せるようです。
真ん中の赤い部分をざっと見る感じ、元々のオペアンプ部分に入ってきていた右チャンネルと左チャンネルの信号を左右のオペアンプに渡すような回路になっているようです。
意味不明にLEDもついています。
元々1チップで動かしていたものを、左右それぞれ1チップ毎に動かしてみよう!
という趣旨の基板のようです。
そこで今回、2枚の基板があるという事で、2種類のオペアンプを購入してきました。
毎度おなじみのバーブラウン、OPA2604AP。
そして。
前回は8920を買いましたが今回は、日本無線 MUSES 8820。
結果的に言うと、
1基板、失敗しました。
はい、反省会。
- 仮組みをしていない。
- 先にソケットをハンダ付けして、1枚はストックじゃ!ふふふ。。。と欲をかいた。
運の尽きとはまさにこのこと。
実はケースとの隙間がぎりぎりで基板に直接オペアンプをハンダ付けしないと入らないことがソケットをハンダ付けしたあとから気が付きました。
一応ソケットを抜こうと試みたのですが、その時にどこかのパターンをはがしてしまったようで基板を一枚ダメにしてしまいました。
したがって、現在OPA2604APはダメになった基板と共に眠っています。
いずれ救出して基板の復活を頑張ってみようと思う次第。
やれやれ。。。
で、残す基板1枚にMUSES8820をハンダ付けして装着してみました。
8820単体よりも、8920単体よりも確かに変わって聞こえます。
参考になるかどうかは全く不明ですがインプレッション的には、
- 低音が8920より厚い。(2個載せる前に単体で聴いた感想)
- 楽器が密集して奥行き感や左右を配置していたところが、各楽器の感覚がもっと開いた感じ。
- スペースがぎりぎりでコンデンサを入れ替えたりすると入らないかも。
- なんかノイズが乗ってる時がある。なんだろう?
しばらくこの2個実装を聞いてから8920に戻すと狭いというか密集した感じを受けます。
1個ではスタジオ演奏、2個基板ではもう少し広い場所で余裕を持って楽器を配置してボーカルが少し近づいた印象です。
あと、低音、とりわけ結構低い周波数の低音の方が8820のほうが強く出てる感じがします。ベースの長いトーンが消え入らなくてリズムよく聴こえます。
個人的にはこっちのほうが8920より好みの音です。
この広さで音を聴いてしまうとオペアンプ一個には戻れない感じです。
音の傾向的には、ですが。
というのも、一番下に書きましたがなんかノイズが乗るんですね。
単純にバイポーラタイプのオペアンプだからなのか、ハンダ付けミスっているのか。
イヤホン端子の接触がなんとなく悪いのでそれかもしれませんし、原因がなにかまだつかめてません。
2個載せることで駆動しているオペアンプの電源が足りてない可能性もあります。
バッテリー自体は12V、内部では+6Vと-6Vに分圧されるようです。
実際測定してみると5.7Vでした。
8820の動作電圧は3.5Vからなので数字的には問題なさそうにも思えますが。。。
まず、ボリュームをオリジナルと同じ50kオームに戻すところからと考えています。
やれやれ。。。
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