今回もエミライ大崎ショールームProductionStudioにお邪魔してきました。(2ヶ月ぶり、3回目)
訪問希望の方は
http://www.em-audio.com/showroom.htmlをご確認ください。
今日は試聴のためエミライ社のご好意によりいくつかの機材をご用意を頂いていました。
今一部で噂のTakstar製ヘッドホン、発売即完売で今や手に入らないヘッドホンアンプiBasso fi.Quest em edition、ハイビットレートな音源を再生するAudioPC Acroama。
これに加えて島取締役の私物ヘッドホン、アンプ、DAPまで。
こっそりと河野社長に耳打ちされた、新製品の試聴も出来ましたので感想なんかも紹介しようと思います。
先ず、セレモニーとしてメインスピーカーで音楽鑑賞。
いつもここに来るたびに音が変わっていて驚くんですが、今回は低音に強い変化を感じました。
音の立ち上がりが速く、音の輪郭がはっきりした感じです。深く太い低音ではなくスピーディにシャープな低音が響いてきます。
低音がもう少し欲しいと言うことで試行錯誤された結果、前回よりも20cmほどスピーカーを前に出されたようです。その差で印象がこんなに変わるんですねー。。。
さて、早速試聴しましょう。
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試聴状態。とてもたくさん、、、です。 |
今回の機材は、
・ヘッドホン Takstar Pro80、HI2050
・ヘッドホンアンプ fi.Quest em edition
・ヘッドホンアンプ Headroom Portable Macro Amp
・某DAP
・DAP? GalaxyS(VoodooSoundKernel)、GalaxyNexus(CM9Nightly)
・ヘッドホンアンプ iBasso A01
・SHURE SE215
後半の3つはしょぼさでわかる通りぐりむの私物です。
試聴のメインはGalaxy+3種アンプ+ヘッドホン(イヤホン)、某DAP+3種アンプ+ヘッドホン(イヤホン)です。
GalaxyS+fi.Quest em edition
先ずはいつも通勤で使っているイヤホンSE215。聴いてまず感じるのは空間の広さ。A01では太く感じた低音がより速く鳴り始める。音のざらつきがなんとなく気になる。
Pro80では高音がより伸びるように聴こえる。SE215のほうが柔らかく感じるくらい。そのぶん少し低音が物足りなく感じるが、アンプのBassboostを使うと良いらしい。早く言ってくださいw
全体的にスカスカ感はある。なんだろうこの物足りない感じ。
GalaxyS+Headroom PMA
イヤホンSE215。fi.QuestEEに比べて音の厚みがある。が広さはそんなに感じないけど、奥行きは感じる。自分の環境では少し低音がキツイ。これはプレイヤー側で少し低音を持ち上げているのが原因かな?
Pro80では音の厚みと低音の出方が顕著になる。fi.QuestEEに比べて低音が強く出ているのと、全体的に厚みがあって柔らかいので聞き疲れはしなさそう。のんびりゆったり聴ける。
某DAP+iBasso A01
ぐりむがこれを購入して通勤中に使う、というシチュエーションを想定して、SE215から。A01の接続はなく、ヘッドホンアウトに直挿ししてみる。結果、いきなりGalaxyを投げ捨てたくなる。音の量が圧倒的に違う。音がなってるなってないではなく、出てくる音の情報量の違いに驚く。音の分離感というのか、とても見通しが良い感じがする。
ラインアウトにA01を接続したとき、高音がなにかにあたっているように感じる。
Pro80でSE215で感じた見通しがさらに広がる。音の量に驚く。どわーーーっと押し寄せてくる感じ。
SE215の高音がなにかにあたっているような感じはない。これはもしかしたらイヤホン本体で音が鳴らせてないのか?
某DAP+fi.Quest em edition
これ、ポータブルか?っていうくらいの金属の塊になる。正直これはポケットに入れては持ち歩けないぞw
SE215ではいきなり高音がぶち当たる。あー、、、なんてこったい。。。このクラスの設備になるとSE215では厳しいようだ。音の量はいいとして、A01と比べて広がりが一気に出てくる。
Pro80ではすべての音が前から鳴っているような感じ。ヘッドホンやイヤホンにある自分と同じような位置で鳴っている感じない。高音に当たってる感はない。ここまでくるとぐりむ的には最上位過ぎてコメントすらできないレベルになる。
某DAP+Headroom PMA
これ、ポータブ(ry
SE215では高音がぶち当たるという感じはfi.QuestEEに比べると薄い。音が多くて厚みもあって、楽しい音が鳴る。そんなに大音量にしなくてもVo.が楽しく歌ってくれる感じ。音量を上げるとやっぱり何かにあたっている感じがする。
Pro80では大音量でも小音量でもよく伸びて楽しく聴ける。打ち込みやキラキラした曲より柔らかい感じの曲のほうが合うかも?寝る前、寝室で暗くして音楽を聴くならこういう音で聴きたいな。
ぐりむ的には最近おなじみになったTakstarPro80ですが、セカンドグレードであるHI2050の試聴機もご用意いただいたので聴いてみました。
某DAP+fi.Quest em edition+TakstarHI2050
Pro80のバランスはなく、強くVo.が全面に押し出されて頭元で歌っているような感じ。
聴く曲は選ぶかもしれないが、こういう聴こえ方は面白い。オープンエアなのでPro80より広い感じはする。けど中音が強いだけに前方から迫るVo.の迫力にそれらがスポイルされてる感はありそう。
番外編としてゼンハイザーのオープンエアヘッドホン(エミライカスタム)と島取締役私物をお借りしました。えっと、あまり詳しいことはわからないです。すいません。
ゼンハイザーはオープンエアってことで聴いている音は周りにも聴こえてます。ダダ漏れです。
そのためなのか、音が鳴り始めて最初に感じたのはひたすら広がる感じ。ものすごい広い場所で演奏されてて、そこに自分が飛び込んだような感じです。実は今日一番感動したヘッドホンです。
島取締役の私物は「コンサートにいる感じ」だそうです。確かに低音が重要っていう島取締役の言葉通り、バンバンと音圧が来る感じ。楽しく聴こうというコンセプト通りのヘッドホンです。
これぐりむにください。
個人的にはHI2050は歌を聴くのにいいと思いますが、しっかり鳴らしたときのPro80の伸びやかさは是非聴いてみてください。
価格帯はPro80で13000円、HI2050で7000円ちょっとです。
下に紹介するのはPro80と一番安価なモデルのTS-671です。今回は試聴してません。どこかでレビューを見つけてみてください。
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Acroama。モニターが付いてる。
このサイズでFullHD。 |
最後の試聴はAudioPC、エミライ製Acroama。
先ず見て驚いたのは、このPC、モニターは必要ありません。左側の黒枠部分にフルHDのモニターが実装されてます。それモニターなのか!と虚空にツッコミを入れてました。
Acroamaで聴いたのは高ビットレートのデータ。いわゆるCD以上のサンプリングレートを持った音楽ファイルです。
ピアノとヴォーカルが2本のマイクの前で歌っている曲を聞きましたが声のかすれるところやピアノの音の消え入りそうな余韻が聞こえるんです。広いホールでおそらくそこにマイクがあったであろう位置でヴォーカルやピアノが鳴っている距離感なんですかね?
2曲目ではPopな曲。クラッシュシンバルやオープンハイハットの金属音でもしゃーーーん!って音がつながりの音ではなくて、金属が震えている感じが聴こえるんです。
ふと思ったのですが、今はこうやってハイビットレートの音源が割と容易に手に入る環境になりました。HDDも大容量になってデータの大きさはそんなに問題にならなくなってます。当然CDも扱えますし、当然iTunesで購入したデータも使えます。
これからホームオーディオの構築を考えている人はこういう選択肢って、実は合理的な選択なのかもしれませんね。
PCオーディオはこれからも成長する分野じゃないかなー、と個人的にも思ってますですよ。
で、長居しすぎたのでそろそろ、、、と思ったところ、河野社長に
『ちょっとぐりむさん、これ聴いてよ。』
とショールーム入り口にある小さな機材の電源を入れていました。
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謎の小型オーディオ(のアンプ部分) |
見に行くと、真空管アンプ、プレイヤー、スピーカーの3点セットが。
大きさも小さくてワンルームやリビングあたりに置いて使えるくらいのサイズです。
音を鳴らしてわかったのですが、これスゴイいい音してます。
大音量は必要なくて、人が部屋の中で普通に会話するくらいの音量で、音の粒や空間を感じるんです。
これ、10万くらいなら買う?って、、、これ10万くらいで出すつもりなんですか。。。?
実はこれ以上聞けなくて特に情報はないので、詳しくはエミライ社のプレスリリースをお待ちくださいw
たくさんの機材と戯れつつ試聴ができたのはラッキーでした。
ご協力頂きましたエミライ社の皆様。長らくお時間頂きましてありがとうございました!
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