ピックアップ

NobleAudioの完全ワイヤレスイヤホンFALCONはフラッグシップを音を持って産まれた?

「NobleAudioがワイヤレスイヤホンを発売する。」 これだけでイヤホンファン、オーオタ諸氏はドキっとしたことでしょう。 超高性能イヤホンメーカーが自社ハイエンドモデルの帯域バランスを元にワイヤレスイヤホンを本気で作ったようです。 このFALCON。結論を言うと過去所有していたワイヤレスイヤホン、ワイヤレスレシーバーを超える最高の出来、どちらが良いという感想にならないほどに 「NobleAudioが作ったNobleAudioのサウンドシグネチャを持ったワイヤレスイヤホン」 でした。 正直、同社初めてのワイヤレス、しかも完全ワイヤレス(英語圏だとTruelyWirelessと言ったりするらしい)こんなにNobleAudioの音になるとは思っていませんでした。 一言で言えば同社のフラッグシップモデル、KHANに非常によく似たバランスに元気さ・明るさを足したような音です。

【音楽】上海問屋で売ってるポタアンキットDN-84337を作成したよ

上海問屋からどこかで見たことのあるキットモノのヘッドホンアンプが発売されました。

多分ベースは、MRA DIYヘッドホンアンプキットなので、気にはなってたのですが発売元も知ってるし、まあ後から輸入しちゃえばー、、、

なんて思ってるうちにちょっと時間が出来たのでアキバの上海問屋さん店舗で買ってしまいました。

そのアンプの作成記録です。


そのまま素組してもつまらないので部品交換で実装が前提です。

というか、現物を先に見てたので解っていたこと、注意点です。

オリジナルのまま組むと、インピーダンスが高くてちょっと効率の悪いイヤホンやヘッドホンを繋ぐとボリュームが12時の位置辺りでバリバリいいます。

#部品の組み換え後の結果論ではどうもオペアンプが同梱品では発振していたようです。

ちなみに上海問屋ではOPA261への交換云々書かれていますが、OPA261は一回路なので両面に実装した変換基板が必要です。

が、スペース的に厳しそうなので多分無理なんじゃないかなー。

ついでに電圧も足りないんじゃないだろうか。


なのでDIP8ピンの低電圧版ものを探す事をお勧めしたいです。

記事の後半にはぐりむがお試しで買ったものの聞いた感想も書きました。
参考になれば。

あとボリュームが盛大にギャングエラーがでます。しかも多分Bカーブです。

ギャングエラーは半田付けの腕のせいかも知れませんし個体差なのかもしれませんが結構なギャングエラーです。

ギャングエラーがなくなる場所前後から音が割れ始めるのでこれも交換対象にしました。

さて、アンプの仕様からいってみましょう。
  • 006P電池(四角い9Vの電池)1個
  • オペアンプ2段構成
  • ケースが立派で殆どケース代じゃないか?というくらい
  • ロー、ハイのゲインが切り替えられる
  • 分圧ICを使って仮想GNDを作ってる
  • 回路図があるのであとで改造しやすそう

オペアンプ2個構成です。

回路図をみると
  • 第2ユニット(以下U2)で増幅
  • 第1ユニット(以下U1)でバッファ的な感じ
でしょうか。

A47式のオリジナルと定数は違いますが回路は似ています。

背面のスイッチでロー、ハイそれぞれゲインを切り替えられます。

ローが1倍、ハイが4.3倍くらいですかね?

このキット、丁寧な説明書とか無くて回路図に部品番号があるだけです。

どこにどの番号があって何を置くのか基板のシルク印刷を見ながら部品を配置していくので、最低限回路図の記号の意味だけは知ってる必要があります。

いきなり完成状態
組み立て自体ははんだ付けして、長い足を切って、位の作業です。

替えスイッチと出来るだけ背が低いか固定し易いものから半田付けしていきます。

それくらいの作業なので 必要な工具も基本的には
  • はんだごて
  • 糸はんだ
  • ニッパー
の3つです。

フロントパネルが合わなかったなどなどのためにテーパーリーマーとか、抵抗の殆どが縦置きで最後にオペアンプ用ソケットが取り付けにくいのに気付いて固定するためにクリップとか、有れば便利なものはありますが。

基盤にパーツを載せてフロントパネルと
合わせて本体と仮組みするとらくかも。
組み立て上の注意としては、フロントパネルをボディケースに取り付けた状態でフォンジャック、ボリュームの仮組が必要かもしれません。

ほとんど遊びがないのでちょっとでもパネルの穴からズレると基板がケースに収まらなくなり、ぐりむのようにテーパーリーマーで穴を拡大する必要がでてきます。

組み上げ自体はフロントパネルの納まり次第で慣れていれば1時間かからないくらい位でしょう。


組み上げた後にオペアンプを交換して遊ぶなら、あらかじめオペアンプを別のソケットに組み付けて、ソケットonソケットにすると足を折る危険が減ります。

さて、ここからが本題。

ぐりむは交換用に次の部品を用意しました。

  • SANYO製高分子個体コンデンサー6.5V570uFを2個
  • 積層フィルムコンデンサー100pFを2個
  • Linkmak製2連可変抵抗スイッチ付きAカーブ20kΩと予備で同10kΩ(ボリューム)

高分子個体コンデンサ、いわゆるOSコンです。

元々はニチコン製16V470uFでしたが、分圧後で4.5Vの回路で使うのに耐圧16Vは大きすぎなのと、まあデカップリングですしOSコンでしょ?的な。

あと入力信号用のバイパス用コンデンサーに積層フィルムコン、ギャングエラーのひどいボリュームはマルツのスイッチ付きAカーブで。

組み付けは一応予備に買ったけどオリジナルより数字の高い20kオームを選択しました。


上 ボリュームとその他コンデンサ類
下オペアンプ LT1112 OPA2277
交換用に+-3V以下の低電圧でも動作するオペアンプを2種類買いました。
LT1112
OPA2277
それぞれ2個ずつです。
秋月価格で一個300円でした。

自宅には+-4.5V以下で対応できるオペアンプがMUSES8920の一つしかなく、仕方無く購入した形です。

先ずは捨てる覚悟で付属のオペアンプを使いました。が、前述通り使うヘッドホンによっては音が割れます。

インピーダンスが高いものが概ね駄目なようです。オペアンプがだめなのか、、、


交換用に買ったオペアンプは、それぞれ揃えて使ってましたが、割れることもなく聞こえてます。

ハイゲインのボリューム最大だと音が大きすぎてなにがなんだかな状態ですが。

今はU1にOPA2277、U2にLT1112だったり、U1にMUSES8920、U2にLT1112で落ち着いています。

U2にOPA2277は音が中央に寄り過ぎな感じがします。

団子ってわけではないのですが、音が近いというか濃すぎるというか、、、

LT1112ではバラけがよくフラットですが音数が少なく聞こえる位にあっさりします。

交換して1日程度しか(電池がもったいなくて)鳴らしてないので印象は変わるかもしれません。

OPA2277の方をU1に持ってきた理由は単にLT1112がそういう使い方に向かないんじゃないか
なーという位の素人予想です。
(データシートの出力電流を見て比較すればいいようですが)

ノーマルのまま素組してないのでこんな評価をするのもイマイチ正しい評価ではないですが、製品としての満足度はまあまあそこそこじゃないでしょうか。

オペアンプローリングも楽しめて(電圧の都合で使えるモノは限られそうですが)、改造用の部品代込み1万以下にしては満足してます。
ケースは立派ですし。

何よりも、直だと音も小さくスカスカだったTakstar pro80のハウジングが振るえるくらい音を出せるのが良いですね。

気になってるアンプはほかにも有りますが現在の用途だけを考えるとコレでいいような気もしています。

ひとまず低電圧のオペアンプで良い組み合わせを見つけたいですね。

あとは充電式の006P電池に変えないと、、、お財布が辛い。。。

ちなみに某100shop大手では150円で006Pが手に入ります。

コメント