2016年7月19日火曜日

【音楽】Venture Electronics VE-MONK+ 突如現れたハイコスパ インイヤー型イヤホン


Venture Electronics の VE-MONK+ というインイヤー型イヤホンです。

先代 VE-MONK から噂があった最近国内では絶滅危惧種とも言えるインイヤー型イヤホンです。

なかなか硬質な音で粒立ちがよく、明るくノリのいい音だったので紹介します。
開放型なので音漏れしますし遮音性も高くはないです。
が、密閉型と比べた場合、開放型のわりに音漏れはしませんし遮音性も悪くないです。

自分自身、インイヤー型自体がそんなに良い思い出がなかった(昔イヤホンてこういうタイプばかりでしかも耳が痛かった)ので基本的にはスルーしていました。

ある日、たまたまインイヤー型が欲しいので紹介して!という話があって、「じゃあ勧められるかどうか聴いてみるか」ということで買ってきました。


中国製で Aliexpress あたりだと $5 で、見た目が 100円 ショップイヤホンというなかなか報われない感じですが、実際使ってみるとインイヤーに良い思い出のない自分でも枕元に転がってて欲しいイヤホンになりました。

入手方法によって価格は大きく変わります。

Aliexpress の直売で買えば本体 $5 と送料 $2 - $4 なので 1,000円くらい。
日本国内だと量販店経由で 1,500円 です。

配達されるまで 2 - 3 週間かかるのと、面倒な手続きなく買えるのと初期不良も対応できると思うので、それで 1,000円 くらいの割増ならまあいいんじゃないでしょうか。

私は 秋葉原 三月兎 で買いました。

ちなみにパッケージの見た目からして不安になりますが、安心してください。
音は鳴ります。


全体的な傾向

音は硬質で、少々高域寄りですが、概ねフラットと言っても悪くはなさそうです。
インイヤーの開放型で抜けが良く、奥行き方向に抜ける広さがあります。

この価格帯のイヤホンにしては音質的な安っぽい癖はなく どん詰まりな高域 も ぼやけた低域 もないです。

一部スネアドラムの音が前に出過ぎたり、すこしポンポンして聴こえる音源もあります。
概ね音源次第なのですが、この価格のイヤホンでそもそも音源の差がわかるってなかなかすごいことではあります。

音の定位がよく、どの位置でなんの楽器がなっているのかわかりやすいのも特徴でしょう。

全体的に一歩離れた場所から音が鳴っていて、ボーカルやエレキギターが一番近い位置でなって、シンバルや残響がしっかり奥行き方向に伸びています。

たくさん強い音が同時になる音数の多い音楽はあまり得意な傾向ではなく、 JAZZ とか HOUSE とかそういう方面が無難に良いです。
Paco de Lucía なんかのソロギターモノとか結構カチカチで好きです。 

オーケストラモノは音源によります。
極端に聴きやすいものと聴きにくいものが分かれます。 楽曲自体に分離感というか解像感のないものはそのとおりに聴こえるのでよく出来たイヤホンだと思います。

あと、ドライバーの磁石が強いです。
イヤホン近づけると反発するのがわかるくらい。

これは 血行がけっこう良くなりそう ですね。

はーい、みなさん起きてますかー、笑うところですよー

インイヤー型が絶滅危惧種な昨今、この音なら 3,000円 - 4,000円 くらいでも買う人はいそうです。

この状態でパッケージに入っています。ダイナミックです。

ちなみに、アフターパーツとして穴開きイヤパッドや脱落防止リングなんかも別売りですがあるようです。

脱落防止リング欲しいかも。

細かい傾向(沼方向)


評価に使った主な楽曲は
  • 寺田尚子 - 夜間飛行
  • David Sanborn - Here & Gone
  • Five Finger Death Punch - Got Your Six
  • DRAGON FORCE - Killer Ellete
  • MEMORIES Pentatonix - PTX, vol2
です。

飽きるのでちょいちょい違う曲も挟みます。

高域

価格帯的に考えるとよく出ています。無理している感じがないです。

このイヤホンで一番の特徴でもある奥行き感を演出するように、メインの音より奥で鳴って立体さを出しています。

ものすごく良く伸びるか?というと昨今のバランスドアーマチュア的な感じではありませんが、開放型で音場も広くカリッとした硬質な音で気持よいです。

音も硬質ではありますが鋭く刺さる感じはありません。ただ強く出る部分もあって曲によっては主張しすぎるように感じることもあります。

どうもミキシング的にセンターにシンバルやハイハットを配置して若干潰している音の場合顕著にでるようです。
例として顕著なのはランティス全般です(暴言
ピンポイントでいうと AKINO with bless4 の EXTRA MAGIC HOUR あたりでしょうか。
音像がバラバラに聴こえます。
曲好きなのになー...

中域

中庸、と言ってしまうとそれまでですが、煩わしい付帯音があまりなく定位がはっきりするので全体的に見通しが良いです。

少し上の辺だとスネアの音でカリっとしていて耳に触ったりポンポンする楽曲もあります。もう少しこのあたり色気が欲しい気もしますが、中庸と言ってしまった原因もここでして。
とはいえ、メインになる楽器がはっきり前に来るので聴きやすいですね。

低中にかけてしっかり出ているので開放型なイヤホンの割に音の薄さはそんなに気になりません。
この形状、人によって装着感が変わってしまって薄く感じる人もいるようで難しいです。

そういう方は付属のスポンジを使ってみると良いかもしれません。高域は落ちますが音の厚みは出るでしょう。

低域

ノリよく出てます。量感もあって厚みもあるので全体的に薄い感じがしないのはこれのおかげでしょう。

超低域はそんなに目立たず、どちらかというと 60Hz - 100Hz くらいがメインでしょうか。
とはいえ、出ていないわけではなく、スマートフォンから直接だとこのくらいが限界のようです。

自宅にある LHLabs の Geek Plus や Resonessens Labs の HERUS だとそれなりに超低域も出ますし、低域の歯切れもよいです。
磁石が強いみたいなのでそのあたりの影響でしょうか。

耳に押し付けて密閉したら出ているのかというと傾向的には変わらない感じです。解像感だけが悪くなってしまいます。

全体的にボワッと広がらず定位もよいので、制動し過ぎない適度に弾む低域は硬い高域と中庸な低域をうまい具合にサポートしてると言えそうです。

余談

最近いろいろお伺いするようになって知ったことなのですが、人によっては「広さと遠さ」の感じ方で表現が違っていて
「前から鳴っているので遠い」
と感じる方と
「基準になる音から距離感があるので広い」
と感じる方がいるようです。

感覚なのでどう感じるかはその方次第ですね。それも含めて楽しめれば良いと思います。

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