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NobleAudioの完全ワイヤレスイヤホンFALCONはフラッグシップを音を持って産まれた?

「NobleAudioがワイヤレスイヤホンを発売する。」 これだけでイヤホンファン、オーオタ諸氏はドキっとしたことでしょう。 超高性能イヤホンメーカーが自社ハイエンドモデルの帯域バランスを元にワイヤレスイヤホンを本気で作ったようです。 このFALCON。結論を言うと過去所有していたワイヤレスイヤホン、ワイヤレスレシーバーを超える最高の出来、どちらが良いという感想にならないほどに 「NobleAudioが作ったNobleAudioのサウンドシグネチャを持ったワイヤレスイヤホン」 でした。 正直、同社初めてのワイヤレス、しかも完全ワイヤレス(英語圏だとTruelyWirelessと言ったりするらしい)こんなにNobleAudioの音になるとは思っていませんでした。 一言で言えば同社のフラッグシップモデル、KHANに非常によく似たバランスに元気さ・明るさを足したような音です。

【Android】【音楽】Resonessence Labs Herusの動作確認

去る2013年10月26日、27日の2日間で行われた秋のヘッドホン祭りに参加してきました。

各社目玉商品を発売する中、以前から噂はあったバスパワー駆動、ハイレゾ再生、DSD再生という小型USB-DAC+アンプをカナダResonessenceLabs社が発売するということだったのでその実力を試してきました。

Resonessence Labs社について

続きはこちらから

どんなものだったのか

先にも紹介したとおり、カナダにあるResonessence Labs社が開発した小型のUSB-DAC+アンプです。
アンプと言っても、ボリュームがあるわけではなく、内部にデジタルアンプを持っているようです。

性能ですが、このサイズのバスパワー製品としては驚くほどのハイスペックさです。

  • 24Bit 192kHzまでの所謂ハイレゾPCM音源の再生に対応
  • DoP1.1によるDSDの再生に対応
  • カメラコネクションキットとの接続でiPhone(iPodTouchやiPadも可)と接続し、再生可能
  • Androidにも一部の機種で対応(要USBホスト対応)
  • ヘッドホン出力が標準プラグ。利用したのはクロストーク特性を改善するためらしい
  • 見た目は小さいがケースはアルミブロックの削りだしなので結構ずっしりする
  • Androidの一部の機種ではボリュームが連動しない(多分ファーム側の問題)

ポータブルでDSDが再生できる時代が本当にすぐ来てしまった感じです。

DSDのデータを受け取る方式としてはDoPを採用しているようです。
多分、PCMしか出力出来ないという問題を解決するためだと考えていますが真意は不明です。

丁度iOSではONKYO社のプレイヤーでDoP対応のものが出たようで、視聴しているみなさんもそちらで聞いている方が多かったように見えます。

Androidでの再生は手持ちのHTC J One(HTL22)を使って動作を確認しました。
が、動作自体はしますが、ボリュームのコントロールが機能しません。

本体側がバージョンアップ時にゲインを最大値で固定するラインアウト化をしてしまったことが原因だと思います。

こちらで報告しているのでご覧ください。
2013/9/12 【Android】HTC J One HTL22のバージョンアップで音楽性能は変わったのか

バグなのか狙いなのかは不明ですがこれが出来ないばかりにAndroid端末の一部の機種ではポータブルヘッドホンアンプが必須になります。

お手軽なのはU-SKINあたりですが、DAC本体の性能を考えると勿体無い選択肢であるとも言えます。悩ましい。

ちなみにボリュームが連動する機種もあるようです。(ぐりむは未確認です。)


なお、サイズがサイズなのでPCと共に持ち歩くことも可能です。

Windowsでは専用のドライバーが必要になりますが、Macでは特に問題なく接続することができるようです。

聴いてみた感想

まず視聴されたどなたも必ず発する感想がありました。
『これでバスパワーか、、、これでケータイ電話か、、、』聞いてみるとああ、なるほど、と。

中高音がくっきり鮮明で音の分離感が非常に良いです。
全体的に団子感がないので低中音がボワつくこともなくスッキリきっちり聴かせてくれます。

PCM音源は全体的にシャープで特に高音部分の明瞭さが際立って聴こえます。
反面DSDは全体的にエッジの聞いた感じではなく、輪郭が滑らかに聴こえます。
この辺うまく表現するの難しいですね、、、

操作はPC、iOSのアプリ側からやりますが、ボリュームの美味しいところを合わせにくいです。
ボリュームがBカーブのアンプを使っているような、後半30%くらいの可動範囲中で美味しいところを探さないとならないので難しいです。

そういう意味では最初からゲイン0で出力してアンプを通すというのも良い気はします。

個人的にどう思うか

価格が4万円しないくらいなのと、小型、外部電源がいらないということから入門用としてもポータブルとしてもアリですし、アナログ接続でヘッドホンアンプを別に置いても良いですし、これは欲しいなーと思います。

反面、Androidのそっち方面への未発展ぶりから躊躇するのもあります。

自分で実験用に使うという方法もあるのですが、現時点でAndroidを使っている場合は正直実用的ではないと考えています。

FiiO X3やウォークマン NW-F880あたりが買えてしまうので純粋に音楽を聴くということを考えるなら、これとAndroid云々を考えないほうがよいです。

家はPCで音楽を聴かないとか基本的に音楽はポータブルだけという人は多分そんなに幸せじゃない気がします。

ぐりむ個人としてはハイレゾ音源もそうですが、セットを小さくできるので、このHerusとPCでMusicUnlimitedという組み合わせが幸せになれる気がしています。

ぐりむさんの技術メモ 【音楽】Sony Music Unlimitedを使ってみた



ぽんとつけていきなりいい音が聴けるポータブルは間違いなくiOSを搭載した機種でしょう。
つなげてアプリ起動すればOKという状態なので。

余談。
ソニーのZX1、低音の薄みは気になりますけど直差しであれはいいっすね。
もうちょい弄り倒したい感じです。

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